皆さまこんにちは!
茶屋が坂矯正歯科 院長 鳥井 康義です。
本日は、お子様の矯正治療の開始時期についてお話しします。
お子様の矯正治療の特徴としては、成長を利用し、顎のズレを改善し、良好なバランスを獲得する治療です。
専門的には、上顎と下顎の成長のピークの時期が異なることが知られています。上顎は脳の成長の影響を受けるため、10歳前後におおよその成長が完了すると言われています。一方で、下顎は身長がよく伸びる二次性徴の時期(12歳前後)に大きくなると言われています。従って、上顎に問題があるのか、下顎に問題があるのかで、治療を開始すべき、ベストな時期は歯並びの状態によって変わってきます。
例えば、受け口の場合は、上顎の成長が不十分なことが多いため、できるだけ早期に対応することが重要です。成長が利用できる時期にも限界があるので、状態によりますが、早ければ5歳頃から治療を開始することもあります。また、下顎の成長が不十分なことが多い、出っ歯の場合は下顎の成長が利用できる10歳頃までには治療を開始することをお勧めします。
お子様の歯並びがどんな状態かわからず不安な場合は、上下の第一大臼歯(6歳臼歯)と上下の前歯が大人の歯に生え換わった時期(6〜7歳頃)に、一度、矯正医のカウンセリングを受けておくと、矯正治療が必要かどうか含め、将来的な見通しができて安心して治療に臨めると思います。
正しい開始時期を知るには
名古屋市千種区の矯正専門歯科医院
茶屋が坂矯正歯科
Chayagasaka orthodontic clinic
鳥井 康義