矯正治療は歯並びや噛み合わせを改善するために行われますが、どんな歯医者に行けばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
矯正治療は長期間にわたるものなので、失敗しないように慎重に選ぶ必要があります。
では、どのような基準で選べばいいのでしょうか?
歯医者目線で選ぶならば、というポイントをご紹介します。
目次
■矯正歯科学会の認定医や専門医が在籍しているか
矯正治療は一般的な歯科治療とは異なり、専門的な知識や技術が必要です。
そのため、日本矯正歯科学会から認定を受けた認定医や専門医が在籍している歯医者を選ぶことをおすすめします。
認定医や専門医は、厳しい試験や審査に合格した矯正のスペシャリストです。日本には約10万人の歯科医師がいますが、そのうち認定医や専門医は約3,000人しかいません。自分の住んでいる地域に認定医や専門医がいるかは、日本矯正歯科学会のホームページから検索することができます。
また、当院にも認定医が在籍しており治療を行っております。
■精密検査を行ってくれるか
矯正治療を始める前には、精密検査を行って治療計画を立てる必要があります。精密検査では、以下のような項目を確認します。
◎歯型
上下の歯型を取って歯並びや噛み合わせを分析します。
◎口腔内写真
口の中の状態を写真に撮って記録します。最低5枚は必要です。
◎顔写真
顔の正面や横からの写真を撮って顔のバランスや表情を分析します。最低3枚は必要です。
◎パノラマX線写真
口の中全体のX線写真を撮って歯や骨の状態を確認します。
◎頭部X線規格写真(セファロ)
頭部のX線写真を撮って顎や歯の位置関係を測定します。
これらの検査にはコストがかかりますが、省略すると正確な診断や治療計画ができません。精密検査をしっかり行ってくれる歯医者を選ぶことが重要です。
このような設備がそろっているかどうかは治療の効果や安全性に大きく影響します。
適切な機器や技術を導入しているかどうかによって、歯並びや噛み合わせの状態を正確に診断できるかどうかが変わります。
■費用や期間、メリットやデメリットなどを丁寧に説明してくれるか
矯正治療は費用が高く、期間が長いものになりがちです。そのため、治療を始める前には、費用や期間、メリットやデメリットなどを丁寧に説明してくれる歯医者を選ぶことが大切です。
費用や期間は個人差がありますが、大まかな目安や支払い方法などを知っておくことで、予算やスケジュールの計画が立てやすくなります。
メリットやデメリットは、治療方法によって異なります。例えば、抜歯をする場合としない場合では、歯並びや噛み合わせの改善度や治療期間などに違いがあります。自分に合った治療方法を選ぶためには、メリットやデメリットを比較して考える必要があります。その点を丁寧に説明してくれる歯医者は、患者さんの立場に立って提案してくれる信頼できる歯医者と言えます。
■コミュニケーションの取りやすさ・通いやすさ
矯正治療は一般的に治療期間が長く、定期的に通院する必要があります。そのため、歯医者とのコミュニケーションがスムーズにできるかどうかは、治療の満足度に大きく影響します。
質問や相談に対して親切に応じてくれるか、不安や悩みを解消できるかどうかを重視する必要あるでしょう。そのためにも初回のカウンセリング時にはできるだけ気になる点は質問し、不安を解消、コミュニケーションをとってみましょう。院内やスタッフの雰囲気などフィーリングも大切です。
また、定期的に通院が必要であるため、通いやすさも重要です。
自宅や職場から近いか、公共交通機関でアクセスしやすいか。また自分の通える時間にあいているかという点も確認しましょう。
■トラブルが生じた際の対応
矯正治療中にはさまざまなトラブルが起こる可能性があります。矯正装置が外れたり壊れたりした場合や、歯ぐきが腫れたり出血したりした場合などに、すぐに連絡できるかどうか。迅速に処置してくれるかどうかも歯医者選びのポイントとなります。
【当院は認定医在籍で丁寧なカウンセリング・検査を行っています】
矯正治療は大きな決断です。失敗しないように、自分に合った歯医者を選ぶことが大切です。
当院では患者様に安心して治療を始めていただきたいと考えており、ひとりひとり丁寧なカウンセリング・精密検査を行っております。
また、日本矯正歯科学会認定医の院長はじめ認定医の歯科医師が治療にあたっております。不安なことがあればお気軽にお声がけください。