インビザラインは割れやすい?|素材・強度・割れる原因|名古屋市千種区の矯正歯科|茶屋が坂矯正歯科

〒464-0092 愛知県名古屋市千種区茶屋が坂1-15-15

トピックス TOPICS

インビザラインは割れやすい?|素材・強度・割れる原因


インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置として知名度も高く人気です。しかし、その見た目から「割れやすいのではないか?」という疑問を抱く方も少なくありません。今回は、インビザラインの素材や強度に加え、どのような状況で割れやすくなるのか、その原因について解説します。


■インビザラインの素材と強度


インビザラインは、医療用に開発された特殊なプラスチック素材を使用しています。現在、インビザラインにはSmartTrackと呼ばれるポリウレタン系の材料が使われており、従来のプラスチックよりも柔軟性が高く、歯にしっかりとフィットする設計です。この素材は長期間の使用に耐えられるよう工夫されており、耐久性も高く設定されています。しかし、絶対に壊れないというわけではなく、適切な使用方法やケアが求められます。


■インビザラインは割れやすいのか?


一般的に、インビザラインは割れやすいとされるものではありません。日常的な使用において、通常の咬合圧や口腔内の条件下で割れることはほとんどありません。ただし、使い方や取り扱い方次第で、予期せぬ割れや破損が生じる可能性があります。特に以下のような行動や状況があると、割れのリスクが高まることがあるため、注意が必要です。


■インビザラインが割れる原因


◎硬い食べ物の咀嚼

インビザラインは食事中には外すという決まりがありますが、誤って装着したまま硬い食べ物を噛んでしまうと割れる可能性があります。ナッツや硬いお菓子、骨付き肉などを噛むことで、マウスピースに強い力がかかり、ヒビが入る可能性があります。


◎外す際の力の入れすぎ

インビザラインは一定の方法で取り外す必要があり、乱暴に引っ張ったりすると割れてしまうことがあります。特に、新しいマウスピース(アライナー)に交換した直後はフィット感が強いため、無理に外そうとすると負荷がかかり、割れの原因になることがあります。


◎温度変化による影響

インビザラインは高温に強くないため、温度で素材が変形し、強度が低下することがあり割れることがあります。


◎清掃時の取り扱いミス

インビザラインの清掃には、専用の洗浄剤やぬるま湯を使うことが推奨されています。硬いブラシや熱湯で洗浄すると、表面が傷つき、ひび割れや変形の原因になることがあります。また、歯磨き粉のような研磨剤が含まれるものを使用すると、傷がつきやすくなるため注意が必要です。


■インビザラインの割れを防ぐための対策


◎食事の際は必ず外す

インビザラインは、食事中に装着したまま使わないようにしましょう。硬いものを噛むことで割れるリスクがあるため、取り外してから食事をする習慣をつけることが大切です。また、装着したまま飲食をすると、着色の原因にもなります。


◎丁寧に取り外す

インビザラインを外す際には、過度な力を加えず、ガイドに沿って正しい方法で取り外しましょう。片方ずつゆっくり外すことで、無理な力がかかるのを防ぐことができます。


◎温度に注意

高温にインビザラインをさらさないように注意しましょう。変形や素材の劣化を防ぐためにも、熱湯で洗わない、高温の場所で保管しないなどに意識しましょう。


◎専用の方法で清掃する

インビザラインは専用の洗浄剤やぬるま湯で清潔を保つようにしましょう。洗浄時には、柔らかいブラシを使用し、傷がつきにくいように工夫することが必要です。研磨剤が入った洗浄用品の使用は控えましょう。


■ インビザラインの割れに関する対応


万が一、インビザラインが割れてしまった場合には、早急に担当の矯正歯科医に連絡を取ることが重要です。割れたインビザラインをそのまま装着し続けると、口内を傷つけたり矯正効果が損なわれたりする可能性があるため、すぐに交換や修理の対応を依頼しましょう。また、破損によって進行が遅れることもあるため、迅速な対処が必要です。


【インビザラインの扱いにはご注意を】


インビザラインは割れにくい素材でできていますが、使い方や管理方法によっては割れてしまうことがあります。インビザラインの破損を防ぐためのポイントを理解し、正しい使用方法を心がけましょう。


茶屋が坂矯正歯科
歯科医師


⇒院長の経歴はこちら