ブラケット矯正とは
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ブラケット矯正(表側・唇側)
固定式の装置で、ワイヤーの矯正力により、歯を動かします。 基本は永久歯列完成後に、装着可能となります。 混合歯列期に萌出し、歯根が完成している永久歯前歯にのみ部分的に装着することもあります。
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リンガル矯正(裏側・舌側)
リンガル矯正とは歯の裏側にワイヤーを装置して歯並びを整えていく方法です。
固定式の装置で、ワイヤーの矯正力により、歯を動かします。基本は永久歯列完成後に、装着可能となります。
ブラケット矯正のメリット・注意点
- メリット
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- 目立たない矯正装置と比較して治療費が安い
- 目立たないブラケットも選べる
- どの様な症例にも対応ができる
- 注意点
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- 調整後、2、3日は痛みを感じることがありますが、1週間ほどで慣れてきます。
- 装置に擦れて唇がヒリヒリとしたり、口内炎ができることがあります。
- ブラケットの周りは特に歯磨きしにくく、磨き残しがあるとむし歯の原因となります。
- ブラケットが脱離したり、挿入しているワイヤーがはずれることがあります。
- リンガルブラケット装置は歯の裏側に装着されているため自浄性は高いと言われていますが、ブラケットの周りは特に歯磨きしにくく、磨き残しがあるとむし歯の原因となります。
ブラケット矯正(表側)
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表側・唇側矯正装置の特長
マルチブラケット装置といいます。歯面に装着されるブラケットとそのブラケットに挿入するワイヤーとで構成され、主にワイヤーの矯正力により、大人の歯(永久歯)の細かな移動により歯並びを改善していきます。およそ50年程前に現在の歯の表面に直接ブラケットを装着する方法論が考案されました。治療実績もあり1番確実な装置であるといえます。
当院で使用する矯正装置
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ブラケットもワイヤーも目立たない素材を使用
材料の進歩に伴い、現在はブラケットの材質も金属性のものから、セラミック、ジルコニアあるいは透明なレジン(樹脂)を用いた、いわゆる見えにくい、目立ちにくい矯正装置となってきました。挿入するワイヤーも表面を白い塗料でコーティングを施したものや、ロジウムコーティングという技術で光の反射を調整し金属色が限りなく目立ちにくくなっているワイヤーなどもあります。当院では、このロジウムコーティングを施したワイヤーの使用を推奨しております。
ブラケット矯正(裏側・舌側)
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裏側・舌側矯正装置の特長
お仕事などの都合で他人に気づかれずに治療を行いたい患者様の治療に使用させて頂いています。中でもブラケットからワイヤーに至るまで、患者様自身の歯や顎の形態に合わせて製作する、いわゆるカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置があります。
当院で使用する矯正装置
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カスタムメイドリンガルブラケット装置
(インコグニト)
舌側矯正の代表的な装置にはカスタムメイドリンガルブラケット装置(インコグニートやWin)などがありますが、この両者はリボンワイズと呼ばれる構造をしており、他のリンガルブラケットとは異なる構造をしています。
私自身はリボンワイズの装置が舌側矯正を行う際の歯の動き方には有利に働くと考えているため、これらを利用しています。また、カスタムメイドのブラケットであるため装置の厚みも可及的に薄く、不快症状が少ないです。患者様の使用時間などに影響を受けず、予知性が高く治療結果も非常に良いです。